「遺贈寄付を考え始めたけれど、寄付先を探すのが大変」
「遺贈寄付先の団体の人は、どんな人なんだろう?」
この記事では、gooddoが注目する遺贈寄付先の団体担当者の方へのインタビュー記事をお届けします。
今回は、人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして活動する社会福祉法人日本介助犬協会の常務理事 小寺真美さん
です。
>>>まずは社会福祉法人日本介助犬協会について知りたい!そんな方は【こちら】の記事をご覧ください!
どのような点が貴団体の事業や組織の魅力だと感じられますか。
私たちは「介助犬」という手足に障がいのある方の日常生活をサポートする犬の育成・普及活動をしている団体です。
また、他にも犬一頭一頭の個性に応じて、Dog Intervention®(犬による介入)として、大学病院での動物介在療法、児童相談所等における動物介在活動、性被害を含む虐待を受けたお子さんに司法の場でそっと寄り添う「付添犬」の派遣を行うとともに、障がい児者がいるご家庭に犬を譲渡する取り組み(With Youプロジェクト)にも力を入れています。
犬と人は大昔から助け合って暮らしてきたバディであることを、これらの取組みを通して実感しています。職員一人一人は、その犬の可能性を信じ、困難や生きづらさを抱えた人が犬と一緒に明るく笑顔に生きていけるように、ひたむきに前進している点が魅力であると感じます。

働きがいを感じられるタイミングやエピソードがあれば教えてください。
介助犬と生活する前はほとんど外出せず、近所のコンビニに行くことが目標だった肢体不自由者の方が、介助犬と一緒に今では新幹線に乗って旅行に行けたり、趣味を見つけたり、就労したり、表情もどんどん明るくなる姿を傍で見ていて、とても嬉しく思うのと同時に、犬のもつ力の素晴らしさを感じます。犬と一緒にできたことは、自分で出来たこと!と考えていらっしゃることを知り、ここでも犬と人との深い絆を感じています。
また、私たちの活動に共感し、一緒に喜んでくださったり、支えてくださるご支援者様やボランティアの皆様からのあたたかい応援は、いつも励みになると同時に、私たちを信じてサポートしていただいている責任も感じています。
遺贈寄付をご担当される上で心掛けていることはありますか。
遺贈寄付はその方の人生の集大成の社会貢献と考えております。お問い合わせをいただいた際は、その方が私たちの活動に関心をお寄せいただいたきっかけや、想いをしっかり受け止め、私たちを選んでくださったことに安心していただけるように、けれどもぜひ最後の最後までご相談者様の人生を大いに楽しんでいただきたいなと思う気持ちもお伝えするように心がけています。
また、当会の活動については、詳細にお話し申し上げ、また遺贈寄付についてもその仕組みを知っていただけるよう啓発にも力を入れております。
遺贈寄付をご担当される中で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
私たちを支援いただく方は犬が好きな方が多いのですが、お好きであるがために「介助犬は働かされてかわいそう」と思われる方もいらっしゃいます。
そのような想いをお持ち方が、私たちの介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~(愛知県長久手市)にお越しくださり、楽しく介助作業をする犬の姿、ほめてトレーニングしている様子に、安心して前向きに私たちへの遺贈寄付をご検討くださった時は、実際に見て肌で感じていただくことの大切さを実感いたしました。

遺贈寄付をご検討されている方へのメッセージをお願いいたします!
シンシアの丘には、ご遺贈者様のお名前(イニシャル等)を刻んだ、犬型プレートを飾らせていただいております。ご遺贈は、ご遺贈者様が亡くなられてからのご寄付となることから、一般の寄付とは異なり、御礼や活動を直接ご報告する事は叶いません。私たちは毎日そのプレートを目にしながら、最後に託してくださったそのご遺志に報いるべく使命を果たすことを胸に日々、邁進しています。
私たちは2025年に団体創設30周年を迎えます。これからも一人でも多くの方の希望の一助になるよう、犬たちとともに活動を続けて参ります。

まとめ:日本介助犬協会への遺贈寄付を考えてみませんか?

この記事では、人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして活動する日本介助犬協会の小寺さまのインタビュー記事をお届けしました。いかがでしたでしょうか。
日本介助犬協会に少しでも関心を持たれた方には、はじめの一歩として、
団体のページやHPを覗いてみることがおすすめです!