「遺贈寄付を考え始めたけれど、寄付先を探すのが大変」
「遺贈寄付先の団体の人は、どんな人なんだろう?」
この記事では、gooddoが注目する遺贈寄付先の団体担当者の方へのインタビュー記事をお届けします。
今回は、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にするために活動をする日本IDDMネットワークの理事長 井上龍夫さん
です。
>>>まずは日本IDDMネットワークについて知りたい!そんな方は【こちら】の記事をご覧ください!
どのような点が貴団体の事業や組織の魅力だと感じられますか。
1995年の創立以来の長い活動の中で、100人の患者がいれば100通り以上の課題があり、その全てを解決するには、この不治の病である1型糖尿病を根絶するしかないという結論に至りました。
1型糖尿病の根絶を目指して私たちは、この「不可能を可能にする」、「絶望を希望に変える」活動を続けています。この不治の病をこの世から無くし、解散することを目指しています。
遺贈寄付の使途は、「1型糖尿病の"根絶"のための研究費の助成」とありますが、それ以外にも使途を指定できますか。
私たちは、研究費助成以外にも、1型糖尿病の高齢患者支援サービスや難病全般の支援活動等も行っております。寄付者のかたの意向に沿って対応させていただきますので、遠慮なくご相談ください。
働きがいを感じられるタイミングやエピソードがあれば教えてください。
患者・家族が最初にぶちあたる壁、「治りません」という主治医からの宣告による絶望。一番大事な発症初期に私たちの経験を共有し、正しい情報をバッグに詰めて贈る「希望のバック」プロジェクトや研究費助成を行いその進捗状況を毎年公表しています。
こうした取り組みに対し、患者・家族のみならず、寄付者のかたからも期待と感謝の声が寄せられることが、私たちの最大のモチベーションです。
遺贈寄付をご担当される上で心掛けていることはありますか。
何より正しい情報をお伝えすることです。そのために専門家監修の冊子もご用意しています。
そして、具体的な相談に対応できるよう専門家につなぎます。
司法書士法人や金融機関等と提携していますので、安心してご相談ください。
金額にかかわらず、税制優遇措置も受けられるように遺産のご寄付は、3000円からお願いしています。
https://japan-iddm.net/support/fund/devise/
遺贈寄付をご担当される中で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
ご遺族のお名前を入れた冠基金を設置し、故人の生きた証を後世につなげています。寄付された方からのメッセージを紹介します。
「山田和彦1型糖尿病根治基金」
長男、和彦は壊疽以外の全ての合併症が発症しました。本人は相当の恐怖と絶望感があったと思いますが、家族には愚痴の一つも言わず、いつも前向きで少しでも状態が良くなるよう頑張っていました。しかし、自分が生きている間に治ることはないと考えていて、その時が来たら遺産を1型糖尿病の研究をしている機関に寄付すると、いつも口にしていました。その願い『根治』を叶えていただきたく希望通り寄付をさせていただきます。
遺贈寄付をご検討されている方へのメッセージをお願いいたします!
1型糖尿病の患児からは「チックン(注射のこと)をしないでも、好きなものを好きなだけ食べたい」「ソフトクリームにトッピングをしたい」「幼稚園の時に病気でお泊り会に参加できなかったので、治ったらお友達とお泊り会をしたい」といったメッセージが寄せられています。医学が進歩しても、1型糖尿病とともに生きる子どもたちの願いはずっと同じです。
子どもたちが、毎日の注射から解放され、特別な想いを持つことのない未来、1型糖尿病根絶のために、日本IDDMネットワークに託していただければ幸いです。
まとめ:日本IDDMネットワークへの遺贈寄付を考えてみませんか?
この記事では、1型糖尿病の根絶のために取り組まれる日本IDDMネットワークの井上さまのインタビュー記事をお届けしました。いかがでしたでしょうか。
日本IDDMネットワークに少しでも関心を持たれた方には、はじめの一歩として、
団体のページやHPを覗いてみることがおすすめです!